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独立行政法人宇宙航空研究開発機構では現在、国際宇宙ステーションを利用した微小粒子捕獲実験及び材料曝露実験(MPAC&SEED実験)を行っています。 MPAC&SEED実験は、軌道上の微小粒子を捕獲するMPAC実験と、材料を宇宙環境で曝露するSEED実験から成っており、 得られた成果を人工衛星等宇宙機の設計・開発指針に反映することを目的としています。
これまで同種の実験はスペースシャトル等を利用した宇宙環境曝露期間の短いものが中心でした。このMPAC&SEED実験は国際宇宙ステーションを利用することにより、これまでに得られなかった長期間の曝露データを取得できるほか、異なる曝露期間による経年変化を評価することも可能となっております。 またMPAC&SEED実験は、国際宇宙ステーション進行方向最前方である「きぼう(JEM)」曝露部と、最後方であるロシアサービスモジュール(SM)の特徴的な2ヶ所で行われることから、それぞれの環境の影響を含んだ相補的な評価も可能です。 |
本実験に関するお問い合わせは、下記アドレスまでお願いします。
総合技術研究本部 部品・材料・機構技術グループ