安全性実証試験設備 臭気試験設備
設備の目的
JEM与圧部等有人機の搭乗員居住区には、搭乗員の健康確保のため、強い臭気を発生する機器、材料は搭載できません。本設備は、供試体から発生する臭気について評価することを目的としています。
試験概要
無臭であることが確認された容器内に供試体を設置し、純空気で満たした後49℃で72時間加熱します。発生したオフガスが安全であることを確認した後、認定された臭気パネラ5名が臭気を嗅ぎ、臭気の強さを5段階で評価します。
設備概要
本設備は以下の機器から構成されます。
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1)サンプルを設置し、ガス発生を行う容器
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(ガラスコンテナ)
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2)ガス採集を行う注射器類
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3)臭気嗅ぎを行うマスク等
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4)臭気の基準となる薬品、調整用器具及びその保管庫
オフガス発生のためオフガス試験設備も利用します。
臭気試験手順
サンプル受入 |
●受入検査 |
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オフガス試験による安全性確認 |
●サンプル調整、測定 |
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コンテナ準備 |
●純空気の臭気検査 |
●コンテナ清掃 |
●コンテナ臭気テスト |
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サンプルローディング |
●コンテナへサンプル設置 |
●純空気置換、圧力調整 |
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基準臭液作成 |
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オフガス発生 |
●49℃加熱 |
パネラの認定 |
●パネラ健康診断 |
●72時間保持 |
●基準臭液によるパネラテスト |
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臭気試験の実施 |
●オフガスサンプリング |
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パネラの選出 |
●5名以上 |
●オフガスの臭気判定 |
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パネラの健康診断 |
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レポート作成 |
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